テラキオンを語る上で避けて通れないのが、レガシー技(特別技)である「せいなるつるぎ」の存在です。同じかくとうタイプにはルカリオ(はどうだん)やローブシン(ばくれつパンチ)、カイリキー(ばくれつパンチ)といった錚々たる強豪がひしめいていますが、テラキオンはそれらすべてを過去のものにしかねないほどの性能格差を見せつけます。
その強さの秘密は、ノーマルアタック「にどげり」の優秀なエネルギー生成能力と、「せいなるつるぎ」の異常な回転率にあります。せいなるつるぎはレイドバトル(PvE)において3ゲージ技でありながら威力が60と高く、何より技の発動モーション(発動時間)がわずか1.2秒と極小に設定されています。
大技である「インファイト」や「きあいだま」は発動時の硬直が長く、相手の反撃を避けられずに被弾・抱え落ちするリスクを常に伴います。しかし、せいなるつるぎはゲージ消費が33と軽いため、無駄撃ちやゲージの抱え落ちが原理的に発生しにくい構造を持っています。避ける動作との親和性も抜群で、被ダメージを抑えながら敵のHPを猛烈な勢いで削り取ることが可能です。
さらにこの回転力は、GOロケット団リーダー戦において決定的なアドバンテージを生み出します。開幕から数秒で1発目のせいなるつるぎを放ち、相手のシールドを瞬時に枯渇させることが可能です。「にどげり+せいなるつるぎ」の連打によって相手を一切行動させずにハメ倒す快感は、一度味わうと他の格闘ポケモンに戻れなくなるほどの快適性をもたらします。