1994年に大内義昭とのデュエットでリリースされた「愛が生まれた日」は、累計130万枚を超える大ヒットを記録し、その年の日本レコード大賞優秀賞にも輝いた。平成を代表するデュエットソングとして、発表から30年以上が経過した現在もカラオケチャートの定番として君臨し続けている。
日本の音楽著作権・二次使用料の仕組みにおいて、これほど長く愛される楽曲の歌唱印税や著作権収入は馬鹿にならない。彼女が過度な商業活動に頼ることなく、穏やかな生活基盤を維持できている背景には、この名曲がもたらす継続的なリターンが存在する。かつて自らが吹き込んだ歌声が、年月を経て彼女自身の生活を静かに支え続けているという事実は、どこか詩的ですらある。