勝利を手繰り寄せるためには、自らのプレイスタイルに適したギアの選定が欠かせない。ラケットスポーツのなかでも特にギアの進化スピードが凄まじいのがこの競技の特徴だ。かつての木製パドルは完全に過去の遺物となり、現在の主流は最先端のカーボンファイバーやグラスファイバー、そして高密度ハニカムポリマーコアで構成されている。
パドル選びの基準は極めてシンプル、すなわち「コントロール重視」か「パワー重視」かである。タッチやディンクの精度を高めたいプレイヤーは、打感が柔らかくボールの滞空時間を長く取れる16ミリ前後の厚めのコアを持つパドルを選ぶべきだ。逆に、鋭いパッシングショットやスピードで圧倒したい場合は、反発力の高い13ミリ前後の薄型パドルが選択肢となる。さらに、パドル表面に特殊な摩擦加工が施されたローカーボン素材は、強烈なトップスピンを生み出す武器としてプロの間でもデファクトスタンダードとなっている。