多くの読者に衝撃を与えた美奈子先生の死亡理由と最期の経緯は、あまりにも過酷なものでした。
ある日、幼い鳴介の前に地獄から現れた最強最悪の大妖怪「覇鬼(ばき)」が襲いかかります。当時の一小学生に抗える相手ではなく、絶体絶命の危機に駆けつけたのが美奈子先生でした。先生は持てるすべての霊力を注ぎ込んで覇鬼と激闘を繰り広げますが、圧倒的な妖力を誇る覇鬼の前に致命傷を負ってしまいます。
自らの死を悟った美奈子先生は、愛弟子である鳴介の命を守るため、最後の秘術を決断します。それは、自らの魂を霊力で編んだ檻とし、覇鬼の魂とともに幼い鳴介の左手の中へ封印するという壮絶な自己犠牲でした。この凄惨な儀式によって覇鬼は封じられ、引き換えに美奈子先生は肉体を失って命を落とすこととなったのです。