歴史劇の金字塔『チュノ〜推奴〜』での熱演は、今も語り継がれる伝説だ。野生味あふれる追撃者役で見せた表情は、見る者の心に深く刺さった。しかし彼の真骨頂は、時代劇だけにとどまらない。現代劇のサスペンスやアクション映画、さらにはヒューマンドラマに至るまで、演じる振れ幅の広さには驚かされる。
冷徹なフィクサーから情に厚い刑事、苦悩を抱える父親まで、役に注ぎ込まれる感情の密度が極めて高い。『ボイス〜112の奇跡〜』での鬼気迫る演技や、『ザ・キラー:死んでもいい子』での洗練されたガンアクションなど、キャリアの節目ごとに代表作を更新し続ける姿勢は驚異的ですらある。