ピッチ上で繰り広げられるフットボールの質も、カタール大会からの4年間で劇的な進化を遂げています。森保ジャパン招集メンバーの陣容を見渡せば、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガ、ラ・リーガといった欧州5大リーグのトップクラブで絶対的レギュラーを張る選手がスカッドの8割以上を占めるまでに至りました。
遠藤航による中盤の制圧、三笘薫や久保建英がもたらす圧倒的な局面打開力、そして菅原由勢や堂安律らが担う可変システム(3バックと4バックの併用)は、アジアの対戦国にとって極めて脅威となっています。自著や手記でキャプテンの遠藤が「世界と対等に戦う基準を、普段の所属クラブから代表のピッチへそのまま持ち込めている」と自負するように、選手のメンタリティは完全にワールドクラスのそれへと昇華しました。
一方で、SNSやファンコミュニティなどのネットの反応と最新情報を精査すると、称賛の一方でシビアな議論が巻き起こっています。X(旧Twitter)や5ちゃんねる等では、「アジア相手に圧倒して勝つのは当然。問題は引いてブロックを作る格下相手にどうこじ開けるか」「怪我人のリスク管理と、Jリーグで台頭する新星の抜擢が足りないのではないか」といった、戦術の再現性やターンオーバー制に関する辛口の分析が目立ちます。観客の目が肥えたからこそ、単なる勝利以上の「試合内容の質」が厳格に問われている証左です。