ブルンストロームステージ上肢判定法|迷いを防ぐ見極め基準と評価の要点

ブルンストロームステージ上肢判定法|迷いを防ぐ見極め基準と評価の要点

ブルンストロームステージ上肢判定法|迷いを防ぐ見極め基準と評価の要点にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

片麻痺回復段階を的確に把握するための基準を、臨床の実践に即した形で整理しました。各回復段階で観察される運動学的特徴と、判定時に注視すべき核心的なチェックポイントは以下の通りです。

項目(ステージ)詳細・規定検査動作一般的な基準・共同運動との関係現場の見極めチェックポイントステージ I(弛緩期)随意運動が一切誘発されない状態。他動運動に対する抵抗も消失。筋緊張の完全な低下(Flaccidity)。反射も減弱または消失。筋腹の収縮が指先への触知(触診)でも確認できないことを確認。ステージ II(痙縮出現期)わずかな随意運動、あるいは連合反応によって屈筋群や伸筋群の収縮が出現。共同運動パターンの萌芽。痙縮が徐々に現れ始める過渡期。健側への最大抵抗運動による連合反応で、患側のわずかな筋緊張変化を捉える。ステージ III(共同運動期)随意的に共同運動(屈曲または伸展)パターンが明確に出現し、関節運動を伴う。共同運動が最も強固で支配的。痙縮はピークに達する傾向。「全関節が一度に動く」連動性が強く、単独関節の制御は不可能。ステージ IV(分離初期)①手背を腰の後ろへ回す
②肘伸展位で肩関節前方挙上(90度)
③肘90度屈曲位での前腕回内外共同運動から逸脱した分離運動が部分的に可能。痙縮は減衰傾向へ。体幹の過度な側屈・回旋がないか、肘が曲がらずに前方へ出せるかを厳しく判定。ステージ V(相対的分離期)①肘伸展位での肩関節外転(90度)
②肘伸展位での肩関節前方挙上(頭上)
③肘伸展位での前腕回内外共同運動の束縛から大幅に解放。より困難な協調運動が可能。外転時に肩甲骨の過剰なすくみ(僧帽筋代償)や肘屈曲が混入しないかを注視。ステージ VI(協調性回復期)健側と比較してほぼ正常に近い協調性と運動速度での各関節運動。分離運動が完全に成立。痙縮はほぼ消失し、巧緻運動が保たれる。迅速な反復運動テストを実施し、わずかな拙劣さや左右の速度差を厳密に比較。
吉田 誠
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吉田 誠

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