自友区の言葉の成り立ちを探ると、「自(みずから/じぶん)」「友(とも/仲間)」「区(くぎられた場所/空間)」という3つの漢字の組み合わせから、精神的なサードプレイス(第3の居場所)を指すニュアンスが強く読み取れます。職場や家庭といった義務的な人間関係から離れ、自分の価値観を理解してくれる友人同士で繋がるコミュニティを表現する際に重宝されてきました。
一方で、消費者が最も混同しやすいのが「自由区(じゆうく)」との違いです。自由区は1999年に誕生した大手アパレル企業・オンワード樫山を代表するウィメンズブランドであり、「自然体で輝く大人の女性」をコンセプトに、高品質なニットやセットアップを展開しています。「自友区」と「自由区」は読みこそ同一ですが、指し示す対象と本質はまったく異なります。
フリマアプリ(メルカリやラクマ等)やオークションサイトでは、出品者がブランド名を「自友区」と誤記して出品するケースが月間ベースでも複数確認されています。正規のブランドアイテムを探している購入層にとっては検索漏れの原因になる一方、相場より安価に出品されている「お宝商品」を発見するニッチな裏技として認知されている側面もあります。