このブームの根幹を支えているのが、主原料となる「白小豆(しろしょうず)」だ。一般的な赤小豆に比べて栽培が極めて難しく、天候の影響を受けやすいため、かつては「幻の原料」とも呼ばれていた。手作業での収穫が多く、生産者の高齢化も相まって一時は存続が危ぶまれた時期もある。
しかし、近年のスマート農業の導入や、若手農家による持続可能な栽培方法へのシフトにより、品質の安定化が進んでいる。生産量が限られているからこそ、その価値はさらに高まり、プレミアムなスイーツとしての地位を不動のものにしている。農家と和菓子店がタッグを組んだフェアトレードの取り組みも、消費者の共感を呼ぶ一因だ。