ネット上のコミュニティやSNSで頻繁に見受けられるのが、「『ひとつ屋根の下』の主題歌はLe Couple(ル・クプル)の『ひだまりの詩』ではなかったか?」という混同です。
事実関係を整理すると、主題歌はパート1・パート2ともに財津和夫の「サボテンの花」です。そして、夫婦デュオであったLe Coupleの「ひだまりの詩」は、1997年に放送された続編『ひとつ屋根の下2』の挿入歌として起用された楽曲です。
「ひだまりの詩」は、藤田恵美の透明感溢れるボーカルと切ないアコースティックメロディが劇中のクライマックスで効果的に流れ、シングル売上180万枚を突破するミリオンセラーを記録。その年の『第39回日本レコード大賞』優秀作品賞を受賞し、『NHK紅白歌合戦』初出場を果たすなど単独で特大のヒットとなったため、「主題歌」として記憶に定着している人が多いのが真相です。
骨太な家族愛を支えた「サボテンの花」と、個々の切ない情愛を包み込んだ「ひだまりの詩」。この2曲が揃ったことによって、『ひとつ屋根の下』シリーズの音楽的完成度は頂点に達しました。