この数年で急速に浸透した「シスターフッド(女性同士の連帯)」という概念は、大手映像配信サービスの台頭によって一気に大衆化へと舵を切った。旧来のテレビドラマに散見された「男を巡るキャットファイト」のような陳腐なステレオタイプは、いまや視聴者から鋭く敬遠される。
視聴者が求めているのは、安易な対立構造ではなく、互いの人生の痛みを分かち合い、家父長制的な生きづらさを共に乗り越えようとするリアリティだ。定額制プラットフォームが普及したことで、ニッチと見なされていたテーマが爆発的な熱量を持って世界中のオーディエンスへ直接届く土壌が完成した。