Q1:みかんを毎日何個も食べ続けると、手のひらや足の裏が黄色くなるのは病気ですか?
A1:これは「柑皮症(かんぴしょう)」と呼ばれる生理現象で、健康上の害はありません。みかんに極めて多く含まれる黄色色素「β-クリプトキサンチン(カロテノイド)」が皮下脂肪や角質層に沈着して起こります。摂取量を減らせば自然に体外へ排出され元の肌色に戻ります。オレンジでも発生しますが、色素含有量が桁違いに多いみかんの方が圧倒的に発症しやすい特徴があります。
Q2:ネーブルオレンジとバレンシアオレンジは、料理やジュースでどう使い分けるべきですか?
A2:生でそのまま食べるなら甘みが際立つネーブルオレンジ、ジュースや加熱調理に使うならバレンシアオレンジを選ぶのが鉄則です。ネーブルオレンジをジューサーで搾ったり加熱したりすると、時間経過とともに「リモニン」という強い苦味成分が生成され、風味が損なわれます。バレンシアは加熱しても変質しにくいため、ジャム(マーマレード)や製菓用にも最適です。
Q3:温州みかんの皮(外皮)はオレンジのようにマーマレードに使えますか?
A3:使用自体は可能ですが、温州みかんの外皮は薄く水分が多いため、ジャムにすると煮崩れて独特のペースト状になりやすい性質があります。また、漢方で「陳皮(ちんぴ)」として重宝されるように特有の生薬香が強くなります。しっかりとしたピール(皮の食感)と爽快な苦味を楽しみたいマーマレード作りには、アルベドが分厚く芳香が強いバレンシアオレンジや夏みかん、伊予柑を使用するのが適しています。