数学の網羅系参考書における最大の落とし穴が「挫折」です。特に青チャートの挫折理由として最も多く挙げられるのが、「1ページ目から全問を解こうとして進度が完全に停止する」ケースです。例題・練習問題・演習問題を合わせると各巻1,000問近くに達するため、全問解法暗記を目指した受験生の大半が途中で力尽きてしまいます。
この挫折ループを回避するための鍵となるのが、フォーカスゴールドのマスター編の使い方および青チャートの例題選別法です。
まずは教科書レベルの基礎〜標準を確立するため、難易度「星1〜星3(青チャートならコンパス1〜3)」の基本例題のみを1周解き切ります。この段階では解けない問題があっても気にせず、5分考えて道筋が見えなければ解答と指針を読み込み、解答の流れを紙に再現する訓練に集中します。
基本例題の正答率が8割を超えた段階で、難易度「星4(青チャートのコンパス4〜5)」の重要例題に進みます。一貫して「例題の周回」に注力し、章末問題や発展問題は過去問演習の直前期に辞書的に活用するのが、網羅系参考書を途中で投げ出さない鉄則です。