ファン投票や各種音楽ストリーミングサービスにおけるサザンオールスターズの人気曲ランキングでも、『ミス・ブランニュー・デイ』は常に上位の常連として君臨し続けています。40年以上の時を経てもなお、この曲が瑞々しい輝きを失わないのはなぜでしょうか。
その理由は、SNSのタイムラインやアルゴリズムによって誰もが「トレンド」に縛られ、他人の目を気にして均一化されたライフスタイルを送りやすい現代社会の構図が、1984年当時と本質的に何も変わっていないからです。
流行の服を着て、流行の店に並び、画面の中の「正解」をなぞることで自分を証明しようとする危うさ。桑田佳祐が40年前に放った言葉の矢は、情報過多に揺れる私たちに対しても、今なお鮮烈な問いかけとして胸に突き刺さります。