レコードショップで棚に並ぶ無数のレコードを指で手前に弾きながら探す行為を、音楽ファンの間では「ディグる(Dig=掘る)」と呼びます。未知の傑作や思わぬ掘り出し物を自らの手で発掘するこの体験こそ、レコードショップ巡りの醍醐味です。
初心者が店頭で目当ての盤を探す際には、まず「オリジナル盤」と「再発盤(リイシュー)」の違いを理解しておくと買い物が格段にスムーズになります。
オリジナル盤は、その楽曲がリリースされた当時に初回プレスされたレコードを指します。当時のマスターテープに近い生々しい音圧や歴史的価値を持つ一方、希少価値から数万円以上のプレミア価格が付くことも珍しくありません。対して再発盤は、後年に最新リマスタリングを施して新たにプレスされた新品盤です。音質がクリアで傷やチリノイズの心配がなく、2,000円〜4,000円台と比較的手頃に入手できるため、初めての購入には再発盤が適しています。
中古盤を購入する場合は、盤面とジャケットの状態を示すコンディション表記(「M/新品同様」「EX/良好」「VG/スレ・キズあり」など)を確認し、気になる盤があればスタッフに一声かけて試聴機(ターンテーブル)で音飛びがないか確認させてもらうのが確実な買い方です。