ネット上で特に物議を醸すのが、墨書の見た目に関するトラブル事例です。「小学生の習字のような文字だった」「バランスが崩れていて読めない」といった御朱印の下手さに対する嘆きや、「朱肉が乾かないうちに閉じられて隣のページに色移りした」「墨汁が飛び散って大切な御朱印帳を汚された」という具体的な実害報告が投稿されることがあります。
寺社において筆を執る神職や僧侶は、必ずしも書道の専門家ではありません。特に地方の小規模な寺社や兼務社では、高齢の神職や事務スタッフが対応している場合も多く、手の震えや慣れない筆作業によって線が乱れてしまうケースが存在します。参拝者が「プロの書道家のような美しい文字」を無条件に期待してしまうことが、ギャップを生む主因となっています。