画面越しには「冷静沈着で感情を表に出さないクールなキャスター」という印象を持たれがちですが、これには視聴者の抱く固定観念と実際の素顔との間にギャップが存在します。
特番インタビューやラジオ番組で見せる山本アナは、非常にフランクでユーモアに富み、時折見せる飾らない笑顔と素直な語り口が共演者からも愛されています。大学時代に演劇を専攻していたことからも分かる通り、彼女の本質は「人間の感情の機微に対する深い共感と好奇心」です。
ニュースを伝える際にあえて過剰な感情を込めず、抑制の効いたトーンを保つのは、冷淡だからではありません。「感情を煽るような伝え方をすると、視聴者が事実を冷静に判断できなくなる」という、ジャーナリズムに対する厳格な職業倫理に基づいています。
ネット上の一部で見られる「近寄りがたい」「堅すぎる」という評価は、彼女がプロとして課している自己規律の表れであり、表現者としての計算された誠実さそのものなのです。