ネット上の相談窓口や取材現場から集まった当事者の証言を精査すると、両者が惹かれ合う瞬間と、破滅的な亀裂が入る瞬間の両極端なコントラストが浮き彫りになります。
自著やインタビューでB型パートナーとの半生を語ったエッセイストの証言には、次のような生々しい言葉が記されています。
「私は他人の感情の機微を察しすぎて疲れ果ててしまうタチでした。でも、今の夫(B型)は私が何を思い悩んでいても、カラッとした声で『お腹空いたからラーメン食べ行こう』と笑い飛ばしてくれた。世間が言うデリカシーのなさではなく、私を重たい自意識の檻から連れ出してくれる救世主に見えたのです」
一方で、B型がAB型に冷める瞬間の現場データも見逃せません。B型の相談者から最も多く寄せられる不満は、「批判的な正論による理詰め」と「感情のシャットダウン」です。ある30代女性(B型)の告白は示唆に富んでいます。
「仕事の悩みを共感してほしくて話したのに、『君の段取りが悪い』『感情論で話されても困る』と裁判官のように裁かれたとき、心のシャッターが完全に降りました。冷たいロボットと一緒にいるような感覚になり、それまでの熱が一気にゼロになりました」
AB型の持つ理知的な刃が、B型の情熱や繊細さを傷つけたとき、B型は未練なく去っていく冷徹さを見せます。この落とし穴を自覚できるかどうかが、長期的な絆の分岐点となります。