緑深い岩肌を激しく削りながら流れる渡良瀬川。その上流部に広がる高津戸峡に架かるこの橋は、全長約120メートル、幅3.5メートルのスマートなPCラーメン橋だ。1994年に現在の歩道専用橋として生まれ変わる以前から、周辺地域と生活を結ぶ重要な役割を果たしてきた歴史がある。
鳥が羽を広げて羽ばたく姿に見えることからその名が付けられたとされ、床面には全国から寄せられた鳥のレリーフが埋め込まれている。意匠性の高さと景観への調和が評価され、近代土木遺産としての風格も漂わせる。春の新緑、秋の全山紅葉、冬の雪景色。どの季節に訪れても息をのむ大自然のパノラマがそこにはある。