愛好家が毎年心待ちにしているのが、全国各地の清流や汽水域で獲れる天然うなぎ時期の到来です。野田岩では養殖うなぎの質も極めて高い水準を維持していますが、天然物は野趣あふれる香りとしなやかな筋肉の弾力が格別です。提供期間は例年4月から11月下旬にかけてとなっており、主に岡山県の児島湾や琵琶湖水系などから厳選された個体が仕入れられます。ただし、天然物は天候や河川のコンディション、漁獲状況に大きく左右されるため、当日に入荷がない日も珍しくありません。
メニュー構成において、野田岩の象徴として名高いのがうな重筏(いかだ)です。これは小ぶりで身の締まった良質なうなぎを贅沢に並べ、まるで川に浮かぶ筏のように見立てた伝統の逸品。通常の蒲焼よりも職人の焼きとタレの絡み具合をダイレクトに堪能できるため、ツウ好みの選択肢として愛され続けています。また、ワイン愛好家から圧倒的な支持を集めるのが志ら焼ワインのペアリングです。香ばしく焼き上げた白焼きに塩や山葵を添え、冷えた辛口白ワインや軽やかな赤ワインとともに味わうスタイルは、まさに野田岩が創り出した唯一無二の食体験といえます。
気になる野田岩メニュー値段の全体像としては、ランチ・ディナーを問わず、単品のうな重であれば5,000円〜8,000円前後の予算で十分に楽しむことができます。一方で、天然物を指名する場合やコース料理をワインとともに楽しむ場合は、1人あたり15,000円〜25,000円程度を見込んでおくのが確実です。