新4号が事故や工事で完全に麻痺した瞬間、車内モニターに表示される案内線だけを頼りにしていると泥沼にハマる。日本道路交通情報センター (JARTIC) の渋滞情報が赤く染まり、Google マップやYahoo!カーナビが次々と「代替迂回路」を提示してくるが、その通りにステアリングを切った一般車が農道のような狭小路で立ち往生する光景が後を絶たない。
現場を熟知するベテラン便のドライバーたちは、全く別のエスケープルートを描いている。例えば、古河・小山エリアで激しい滞留が始まった場合、主要インターチェンジの手前で側道へ滑り込み、あえて旧4号(日光街道)へ一度エスケープするか、あるいは並行する県道結城野木線などの広幅員ルートへ大きく迂回する手立てだ。
ナビアプリのアルゴリズムは、すれ違いの困難な最短距離を割り出す傾向が強い。しかし、トラックが交差できる道幅が確保され、かつ信号周期の短い中規模県道を選択する方が、結果的に本線へ復帰するタイムロスを劇的に抑えられる。画面の青い推奨ラインを盲信せず、平野部特有の碁盤の目を読む観察眼こそが最大の武器になる。