放映初期から中期にかけて、ネット上やファンコミュニティでは万丈龍我に対して「プロテイン貴公子」「筋肉バカ」というコミカルな愛称が定着していました。SNSや5ちゃんねる(現5ちゃんねる)の実況スレッドでも、彼の短絡的な行動がトラブルを招くたびに愛あるツッコミが殺到していたのは事実です。
しかし、放送が終了し、劇場版やVシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』を経て2020年代半ばを迎えた現在、視聴者の評価は単なるコメディリリーフから大きく変容しています。
大手知恵袋やレビューサイトに集まる熱心なファンレビューを分析すると、万丈龍我の本質は「誰よりも繊細で自己犠牲を厭わない利他主義者」であるという見解が圧倒的多数を占めています。自分の行動で仲間が傷つくことを何よりも恐れ、恋人の死というトラウマを抱えながらも、弱音を吐かずに前を向き続けた精神的タフネス。その内面的な葛藤を理解した視聴者ほど、万丈の成長に深く感情移入していきました。「戦兎にとっての光であり、真のヒロイン」「万丈がいなければビルドという物語は救いのない悲劇で終わっていた」という声は、今なお後を絶ちません。