18号と娘マーロンの絆と名前の真相|元カノ疑惑から公式設定を解剖

18号と娘マーロンの絆と名前の真相|元カノ疑惑から公式設定を解剖

18号と娘マーロンの絆と名前の真相|元カノ疑惑から公式設定を解剖を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

ドラゴンボールファンの間で長年くすぶり続けている最大の疑問が、「クリリンはなぜ元カノと同じ名前を実の娘につけたのか」という疑惑です。アニメ『ドラゴンボールZ』のオリジナル展開である「ガーリックJr.編」において、クリリンにはマロンというワガママで奔放な恋人が存在していました。容姿端麗でどこか浮世離れしたマロンとの失恋劇は、当時の視聴者に強烈なインパクトを残しました。

しかし、原作コミックの魔人ブウ編で登場した娘の名前はマーロン(Marron)。文字面も発音も酷似していることから、「クリリンが過去の女を引きずっているのではないか」「18号が許すはずがない」とネット上でも様々な憶測が飛び交いました。

この謎を解く鍵は、原作とアニメの制作プロセスの乖離にあります。原作者の鳥山明氏は、キャラクターの命名に際して強烈なテーマ性を持たせることで知られています。クリリンの家系は「栗」に由来しており、鳥山氏が娘にフランス語で栗を意味する「マロン(marron)」から音を取って「マーロン」と名付けたのが公式設定の原点です。

つまり、鳥山氏はアニメオリジナルの元カノ「マロン」の存在を意識して重ねたわけではなく、クリリン(栗)の娘だから栗にちなんだ名前を与えたというのが紛れもない事実です。アニメスタッフの先回りと原作者の命名ルールが偶然衝突して生まれた奇跡的なハプニングであり、作中でクリリンが未練タラタラで名付けたという設定は完全な誤解です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。