2026年現在の所属選手名鑑を紐解くと、リングの風景はベテランの円熟味と若手の野心が美しくせめぎ合う黄金比に達しています。その中心に君臨し続けるのが、「スターダムのアイコン」岩谷麻優と、「情念の求道者」中野たむの2人です。
団体の旗揚げメンバーであり、幾多の離脱劇をすべてリング上で受け止めてきた岩谷麻優の存在は、団体の精神的防波堤です。彼女が率いる「STARS(スターズ)」は、純粋な明るさと驚異的な受け身のタフネスで、プロレス初心者を惹きつける王道の輝きを放ち続けています。
一方、中野たむが率いる「COSMIC ANGELS(コズミック・エンジェルズ)」は、アイドル的ビジュアルの裏に秘めた狂気的なプロレス愛で、ファンダムの熱量を極限まで引き上げています。中野たむが体現する「美しさと痛みのコントラスト」は、歴代のワンダー王者たち(愛川ゆず季、紫雷イオ、宝城カイリら)が築いた白のベルトの系譜に新たな深みを与えました。
これに対し、ヒールユニット「大江戸隊」から発展したダークサイド勢力「H.A.T.E.(ヘイト)」が圧倒的なバイオレンスでリングをかき乱し、さらに鈴季すずや星来芽依といった20代前半のネクストジェネレーションが「God's Eye(ゴッズアイ)」や「Empress Nexus Venus(E neXus V)」の牙城を崩しにかかっています。選手同士の関係性が固定化されず、ユニット間抗争がリアルタイムで進化し続けることが、ファンのリピート率を高める最大の要因です。