1993年のアニメ放送開始(『しましまとらのしまじろう』)から約19年間にわたりメインキャラクターを務めた牧場らむりんは、2012年3月をもってレギュラー枠から降板しました。長年親しまれたキャラクターの交代劇に対し、公式が示した最大の理由は「時代背景の変化に伴う、子どもたちを取り巻く環境のリアリティ追求」でした。
らむりんの家庭環境は、父親が画家、母親が専業主婦という構成でした。しかし、平成後期から2010年代にかけて日本の少子化および共働き世帯の増加が加速。専業主婦世帯が主流だった90年代初頭の家庭モデルと、現代の子どもたちが日常で目にする家庭環境との間に乖離が生じ始めていたのです。
ベネッセコーポレーションおよびアニメ制作陣は、未就学児が自己投影しやすい環境を整えるため、「母親が働き、祖母と同居するアクティブな家庭」の女の子である「桃山にゃっきい」を新メインキャラクターとして抜擢。これに伴い、らむりんの役目が一区切りを迎えることとなりました。