コスプレ衣装の収納において最初に着手すべきは、「作品・キャラクター別」ではなく「素材・形状別」のグループ分けです。一着の衣装セットには、布製インナー、装飾付きジャケット、合皮ベルト、ウィッグ、小道具など異なる素材が混在しています。これらをすべて一つの袋にまとめて長期間放置することが、シワや色移り、型崩れを引き起こす最大の要因です。
特に繊細なケアが求められるのがウィッグ保管方法です。セット済みの立体的なウィッグは、100均や通販で手に入る組み立て式ウィッグスタンドにセットし、上からホコリ除けの不織布カバーをふんわり被せるのが基本となります。一方、ロングストレートやボリュームの少ないウィッグは、シリコンスプレーで静電気と絡まりを抑えた後、購入時の保護ネットに包み、ファスナー付きクリアファイルやA4書類ケースに1キャラ1ケースで収納すると、立てて本棚やカラーボックスに並べることが可能です。
また、かさばるパニエやマント、重厚なドレスハンガーラック耐荷重の選定も極めて重要です。装飾が多く重量のある衣装を一般的な細いパイプハンガーに何着も掛けると、パイプの歪みや転倒の原因になります。プロの現場やヘビーレイヤーの間では、耐荷重80〜100kgを誇る業務用スチールラックや肉厚の滑り止め付き木製ハンガーが推奨されています。