宮根氏の手術にまつわる言説の中には、いくつかの医学的誤解や根拠のない憶測が存在します。ここで代表的な3つの誤解を正しておきましょう。
誤解①:「美容目的でパッチリ二重にするために整形した」
これは完全な誤解です。眼瞼下垂は加齢やコンタクトレンズの長期使用によって、まぶたを持ち上げる筋肉(上眼瞼挙筋)と軟骨(瞼板)をつなぐ腱膜が伸びてしまう疾患です。放置すると視野狭窄だけでなく、代償作用として額の筋肉を無理に使うことで偏頭痛や重度の肩こりを誘発します。宮根氏の処置は、あくまで生活と業務に支障をきたしたことによる機能回復治療でした。
誤解②:「片目だけ施術したのは医療ミスではないか」
宮根氏が主に左目のみ処置を受けたことについて「左右のバランスが崩れた」と疑問視する声がありました。しかし、眼瞼下垂は利き目や生活習慣、顔の骨格の歪みによって片側のみ先行して悪化することが珍しくありません。医師の判断のもと、症状が顕著だった左目を優先的に処置した判断は医学的プロトコルに則ったものです。
誤解③:「ダウンタイム中に生放送に出たのは軽率だった」
帯番組を担当するキャスターにとって、2〜3週間の完全休養を取ることは編成上極めて困難です。宮根氏はあえて隠さずに番組内で事情を告白し、笑いに昇華させることで、視聴者に「眼瞼下垂という病気」を周知させる副次的効果を生み出しました。