徳利の注ぎ口マナーは嘘?正しい持ち方とNg行為の真相を解説

徳利の注ぎ口マナーは嘘?正しい持ち方とNg行為の真相を解説

徳利の注ぎ口マナーは嘘?正しい持ち方とNg行為の真相を解説についての真相を徹底解説します。

数年前からネット上を中心に「徳利の尖った注ぎ口(尖り)は円の切れ目であり、そこから注ぐと『縁の切れ目』に通じるため失礼」「戦国時代に注ぎ口へ毒を塗られた暗殺対策から、円い平らな部分から注ぐのが正式」といった言説が広まりました。しかし、陶芸の歴史や酒造業界の専門家による検証では、これらの主張に明確な歴史的文献の裏付けは存在しません。

陶芸家や酒器メーカーの設計意図を辿ると、徳利の注ぎ口が尖っている理由は酒を液だれさせずにスムーズにお猪口へ注ぐために他なりません。注ぎ口以外の円い縁から注ぐと、酒が外壁をつたってテーブルや相手の手元を汚す原因になります。酒器本来の機能を無視した所作こそが、かえって相手に対する非礼につながるという現実があります。

日本酒の蔵元やマナー研究者の間でも「注ぎ口から注ぐのが自然かつ合理的」という見解が一致しており、円い方から注ぐ作法は後から作られた創作マナーの典型例と位置づけられています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。