物語は、東西の超大国が激しい宇宙進出競争を繰り広げていた時代から幕を開けます。突如として世界の主要都市上空に巨大な宇宙船群が出現し、総督カレルレンと名乗る知的生命体「オーバーロード」が地球の統治を宣言しました。彼らは圧倒的な科学力を行使して戦争、飢餓、人種差別、貧困を一掃し、人類に完全な平和と繁栄をもたらします。
争いのない理想郷が実現した一方で、カレルレンは決して自らの姿を現さず、人類の宇宙開発を厳しく制限しました。「50年後に姿を現す」という約束のもと、人類は平穏な日々を謳歌しますが、学問や芸術における創造性の停滞という代償を払うことになります。そして約束の期日が訪れたとき、カレルレンが船から降り立ち、人類は彼の恐るべき「外見」を目撃することになります。