日本の電線大手3社は、それぞれ得意分野とポートフォリオに明確な違いを持っています。競合の動向を把握することは、古河電工の立ち位置を測る上で欠かせません。
超多心光コネクタや細径高密度光ケーブルで圧倒的な営業利益率を叩き出し、AI特需の先頭を走ったフジクラの株価に対し、住友電気工業の株価はワイヤーハーネスなど自動車向け電装品や電力インフラの安定した稼働に支えられ、ディフェンシブな成長を描く傾向があります。
対する古河電工は、光通信と自動車部品、エレクトロニクス材料が三本柱です。これまで光ファイバーの在庫調整がフジクラより長引いた分、業績の回復局面に差し掛かった際の上値余地(キャッチアップ期待)が大きいと捉えられ、市場の資金が集中する局面が増加しています。