これらレアキャラの封入率について、メーカー側はどう説明しているのか。実は、製造現場であるロッテ中央研究所の技術的背景を紐解くと、意外な事実が浮かび上がる。
株式会社ロッテの公式見解によれば、工場でビスケット生地に絵柄を印刷するローラーには、現行の全絵柄が均等に配置されている。つまり、物理的な製造工程において「特定のレア絵柄だけを意図的に1%未満に減らして混ぜる」といった作為的な操作は行われていない。すべてのコアラは等しい確率で生まれているのだ。
それにもかかわらず、なぜ「出ない」と感じるのか。理由は母数の膨大さにある。365種類以上ものバリエーションが存在する中で、特定の1ピースに出会う確率は数学的に極めて低い。均等に製造されているからこそ、狙った絵柄を引き当てるには何十箱ものビスケットを開封しなければならないという、確率論の罠がそこにある。