大手外食チェーンと人気アニメやキャラクターのコラボレーションは今や日常茶飯事だが、その中でも「ちいかわ」と「くら寿司」の組み合わせが他を圧倒する成功を収め続けているのはなぜか。
その背景には、両者が抱えるターゲット層の広さと、「体験型消費」の完璧な合致がある。ちいかわは子供からZ世代、大人世代まで層を選ばない圧倒的な親しみやすさを持つ。一方、くら寿司もファミリー層を中心に幅広い年代を包み込むインフラを備えている。さらに、ただ食べるだけでなく「皿を投入してゲームを回す」「ノベルティ獲得のために金額を調整する」といったエンターテインメント要素が組み合わさることで、食体験そのものがアトラクション化しているのだ。食欲と所有欲、そしてゲームの興奮が同時に満たされるシステムが完成していると言える。