そもそも、なぜ「竹村桐子」は「きゃりーぱみゅぱみゅ」になったのか。そのルーツは高校時代のモデル活動にさかのぼる。外国人っぽい雰囲気があることから、友人たちから「きゃりー」と呼ばれ始めたのがきっかけだ。しかし、それだけではインパクトに欠ける。
そこで彼女のプロデューサーである中田ヤスタカ氏らと共に、より響きが可愛らしく、耳に残るフレーズとして「ぱみゅぱみゅ」が付け加えられた。このナンセンスで呪術的な響きこそが、言語の壁を超えてグローバルにバズる最大の武器となった。本名という個人の歴史を一時的にリセットし、完全なファンタジーとしてのアイコンを作り上げるための戦略的な命名だったと言える。