天神や博多といった福岡の中心部には、数多くの商業施設やスパが存在する。しかし、多くの人々が「あえて」片道約1時間をかけて那珂川まで足を運ぶ。そこには、移動というプロセス自体がもたらす心理的効果がある。
都市のビル群を抜け、バスや車が山道へと入るにつれて、車窓の景色は緑一色へと変わっていく。この「日常から離れていくプロセス」こそが、ストレスをリセットするためのプレリュードなのだ。大橋駅などから運行されている無料送迎バスを利用すれば、アクセスも驚くほどスムーズだ。手軽に行ける「プチ旅行」として、これほど完成されたパッケージは他にない。