1999年に放送されたNHKの連続テレビ小説『すずらん』。遠野なぎこは劇中でヒロイン・日高萌役を熱演し、日本中の視聴者を魅了した。極寒の北海道・明日萌(あしもえ)駅を舞台に、過酷な運命に翻弄されながらも一途に生き抜くヒロインの姿は、多くの感動と涙を呼んだ。この連続テレビ小説で見せた圧倒的な透明感と吸い込まれるような瞳の輝きは、まさに若かりし頃の彼女の金字塔と言える。
撮影現場は連日厳しい寒さに包まれ、若き主演女優にかかる重圧は想像を絶するものだったという。しかし、彼女は一切の甘えを見せることなく役に没頭し、過酷な環境を乗り越えて見事に演じ切った。当時のスタッフの間でも、彼女の役に対する集中力と表現の深さは語り草となっており、まさに伝説的キャリアの象徴的な作品となった。