お笑いコンビ・ナインティナインとして相方の矢部浩之とともに駆け抜けてきたお笑い業界の第一線において、彼の容姿は常に笑いとドラマの触媒だった。90年代から2010年代にかけてお茶の間を席巻した『めちゃ×2イケてるッ』では、体を張った企画やコントに応じて激しく髪型を変え、視聴者に強烈なインパクトを与え続けた。坊主頭から奇抜なスタイリングまで、キャラクターを演出するための道具として自身の髪を徹底的に活用していた時代である。
しかし、キャリアの成熟とともにその役割は大きな変化を遂げる。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演した際、重厚な時代劇のカットに溶け込む落ち着いた佇まいは大きな話題を呼んだ。バラエティで見せる表情とは一線を画す洗練された雰囲気は、ヘアスタイルのマイナーチェンジによって見事に引き立てられていたのである。