セオドア・ルーズベルト大統領の蝋人形を演じた名優ロビン・ウィリアムズの圧倒的な存在感も忘れ難い。彼が放つ言葉には、温かみと知的でユーモラスな魅力が宿っていた。現場では即興演劇の天才としても知られた彼が、撮影現場の空気を常に最高潮に高めていたという。
メガホンをとったショーン・レヴィ監督は、ウィリアムズの溢れ出るアドリブを自在に作品へと組み込んだ。レヴィ監督はテンポ感溢れる演出を得意としながらも、登場人物同士の絆を重厚に描くことに長けている。この二人の化学反応があったからこそ、単なる子供向け作品に留まらない深い味わいが生まれたのだ。