お笑いコンビとして結成された髭男爵だが、相方であるひぐち君との関係性も興味深い。ひぐち君がワインエキスパートの資格を取得し、日本ワインの普及活動に傾倒する一方、互いの活動領域を尊重しあう程よいディスタンスを保ち続けている。ベタベタしない大人の距離感こそが、コンビ解散の危機を乗り越え長年存続してきた秘訣と言える。
また、長年所属するサンミュージックプロダクションの懐の深さも見逃せない。一発屋ブームが終わった後もタレントの個性を信じ、息の長い活動を全面的にバックアップする事務所の温かな風土が、彼の多彩な才能を開花させる自由な土壌となった。