一年戦争の末期、地球連邦軍が推進した「RX-78育成計画」。その最終到達点として位置づけられたのがRX-78-7 ガンダム7号機だ。原作者の富野由悠季氏が構築した重厚な世界観の裏側で、長らく画稿1枚の「幻のモビルスーツ」として語り継がれてきた。設定上は未完成に終わったはずの機体である。
転機が訪れたのは2009年。アニメーション制作を手掛ける株式会社サンライズの監修のもと、ゲーム作品『機動戦士ガンダム戦記』の主役機として大々的にフィーチャーされた。デザインの現代的ブラッシュアップと詳細な兵装設定が追加され、架空の歴史に鮮烈な息吹が吹き込まれた瞬間だった。