ミョウガの魅力を最大限に引き出す代表的な手法が「千切り」と「小口切り」の2つである。用途や合わせる素材によってこれらを的確に使い分けることが、料理をワンランク上に引き上げる鍵となる。
千切りは、縦半分にカットしたあとに斜めや縦方向に沿って薄くスライスしていく技法だ。大根やきゅうりといったシャキシャキした野菜と合わせるサラダや、刺身のツマ、和え物に加えることで、存在感のある食感とすっきりとした清涼感をプラスできる。一方、小口切りは端から細かく輪切りにしていく方法で、味噌汁の具材や冷や汁、刺身の薬味に最適だ。断面積が広くなるため、口に入れた瞬間にパッと広がる強い芳香を楽しむことができる。