合番とは何か?現場プロが教える役割と立ち会いとの違い完全解説の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。
合番を巡って建設現場で最も紛争になりやすい論点が「人件費(人工:にんく)の費用負担」です。見積もり段階で合番費用が本体請負工事に含まれているのか、それとも別途常傭(実働人工精算)として元請または相手工種へ請求できるのかについて、業界の標準相場と実務区分を整理したデータが下表です。
区分主な業務内容と権限人工相場(1日/人あたり・目安)費用負担の帰属・契約上の位置付け打設時合番
(電気・衛生・空調)打設に伴う自社埋設物(配管・スリーブ・インサート)の監視・防護・直後の手直し作業。25,000円 〜 35,000円
(打設時間帯・夜間割増により変動)原則:自社請負工事内
(標準見積に含まれるのが通例。工期延長や工程乱れ時は協議対象)開口・造作合番
(内装・建具連携)石膏ボード開口指示、器具付け位置の割り出し、下地補強材の配置調整。22,000円 〜 30,000円
(半日単位の割り当てもあり)原則:自社請負内
相手方の手戻りや仕様変更に伴う再合番は「別途常傭」請求の協議対象。立ち会い
(管理・監理者)施工状況の品質目視確認、試験・検査の合格判定、受領サインの押印。物理作業は不可。現場管理費・監理費に内包
(単体人工としての計上は稀)元請・設計監理側負担
検査立ち会いは管理者の基本義務であり、下請への作業費請求は不可。手元(手伝い)
(同工種の補助工)資材運搬、道具の準備・清掃、主作業者の直接的アシスト。他工種との調整権限なし。18,000円 〜 24,000円
(見習い・雑工単価基準)作業を発注した会社負担
自社施工班の内部コスト、または元請からの常用手元発注。