年末年始のコミュニケーションで最も神経を使うのが挨拶状のやり取りだ。喪中である旨を知らせる喪中ハガキは、相手が年賀状を書き始める前の11月中旬から12月初旬までに届くよう手配するのが鉄則とされる。しかし、予期せぬ不幸や多忙により、投函が間に合わない事態も珍しくない。
万が一、喪中ハガキを出しそびれた相手から年賀状が届いてしまった場合でも焦る必要はない。松の内(関東では1月7日、関西では1月15日頃)が明けてから、1月中旬から立春(2月4日頃)までの間に「寒中見舞い」として返信を出すのが最も丁寧なマナーだ。文面には年賀状へのお礼とともに、服喪中につき年頭の挨拶を控えた旨を静かに書き添えればよい。
近年では、デジタル化の波に伴いSNSやメッセンジャーアプリでの年頭挨拶が増加している。Yahoo!ニュースのコメント欄やSNS上でも、「LINEで届いた『あけおめ』メッセージにどう返信すべきか」という議論が毎年のように繰り広げられている。基本的には「丁寧な感謝と、喪中であるため新年の祝意は控えさせていただく」旨を短く返答するのが現代的なスマートな対応と言えるだろう。