結婚式のお車代は、招待客が費やしてくれた移動時間や交通費、担ってくれた役割への対価として用意する礼金です。ブライダル総研などの各種ウエディング市場調査データを精査すると、ゲストの属性や役割によって用意すべき金額水準には明確なガイドラインが存在します。
金額の決定にあたって最も意識すべき点は、ゲストに「金銭的な持ち出し負担」を強いていないかという配慮です。新幹線や特急、飛行機を利用する遠方ゲストには、往復交通費の全額負担が最も丁寧とされますが、予算の都合上難しい場合でも最低「半額」を支給するのが礼儀とされています。その際、中途半端な端数(例:往復23,400円の半額である11,700円など)は避け、15,000円や12,000円といった切りの良い数字に繰り上げて包むのが大人のマナーです。
遠方ゲストに対する宿泊費の取り扱いについても整理が必要です。結婚式の開始時刻が午前中であったり、披露宴終了が夜遅くになったりする場合、前泊または後泊が必要となります。この場合、「新郎新婦側がホテルを予約・事前決済する」か「宿泊費相当額をお車代に上乗せして包む」かのいずれかを選択するのが標準的なマナーです。