ハローキティの一強時代は終わりを告げ、現在は「ポートフォリオ型」のキャラクター戦略が花開いている。その筆頭が「クロミ」だ。少し生意気で自分らしさを貫くキャラクター像が、多様性を重んじる現代の若者の共感を強く呼んだ。「#KUROMIFY THE WORLD」プロジェクトに代表されるグローバルキャンペーンはTikTokやInstagramで爆発的に拡散され、世界的なトレンドワードへと成長した。
さらに「シナモロール」や「ポチャッコ」など、サンリオ総選挙で上位を争うキャラクターたちがそれぞれ独立したファンコミュニティを形成している。人気キャラクターが相互に補完し合うことで、単一キャラクターの消費期限リスクを回避。IP全体の賞味期限を無限に延ばすエコシステムが完成している。