麻生太郎の帽子はなぜ話題?ボルサリーノの正体と愛用理由の真相

麻生太郎の帽子はなぜ話題?ボルサリーノの正体と愛用理由の真相

麻生太郎の帽子はなぜ話題?ボルサリーノの正体と愛用理由の真相とは一体何なのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

ネット上の言説では「目立ちたがり屋のスタンドプレー」「コスプレ感覚の伊達男気取り」と片付けられる場面も少なくありません。しかし、服飾史および外交プロトコルに照らし合わせると、そこには大きな誤解が存在します。

第1の盲点は、「屋外における帽子の脱着ルール」です。紳士服の国際儀礼において、屋外での挨拶や移動時に帽子を着用していることは失礼にあたりません。むしろ寒冷地において正装のオーバーコートを羽織る際、頭部を保護するフェドラハットを着用することは、自己防衛とフォーマル性を両立させる由緒正しいマナーです。室内に入った瞬間に速やかに脱帽し、左腕にコートとともに収める麻生氏の所作は、寸分の狂いもないプロトコルに準拠しています。

第2の盲点は、「マフィア風に見えるのは本人の意図そのものではない」という点です。映画などで描かれる1930〜40年代のイタリアン・アメリカン・マフィアのスタイルは、当時の最先端かつ最高峰だった英国紳士・上流階級のスタイルを模倣したものでした。つまり、歴史の順序としては「貴族・ジェントルマンの正装」が元祖であり、マフィアがそれを真似たに過ぎません。麻生氏が身にまとっているのはマフィアの意匠ではなく、あくまで古典的なヨーロッパの上流階級(エスタブリッシュメント)のドレスコードなのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。