ネット上の情報や日常会話で頻繁に見られる誤解の一つに、「降水確率の解釈ミス」があります。「降水確率30%なら雨はほとんど降らない」「降水確率80%なら大雨になる」と考えがちですが、これは気象学的に誤りです。
気象庁が定義する降水確率は、「同じ気象状況が100回あった場合、その地域で1mm以上の雨が降る回数の割合」を示したものであり、雨の強さや降雨時間を表す数値ではありません。したがって、降水確率20〜30%であっても、短時間に激しいゲリラ豪雨が発生する可能性は十分に存在します。
さらに、「前橋市街地が晴れているから赤城山周辺も安全」という思い込みも危険な盲点です。前橋市の行政区域は広く、平野部と赤城山頂付近では標高差が1,000メートル以上あります。標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃低下するため、市街地が20℃の過ごしやすい気候であっても、山間部では10℃近くまで冷え込み、濃霧や急な悪天候に見舞われるケースが多発します。