検索エンジンやSNSでタトゥー除去について調べると、「火傷跡」「ケロイド」「皮膚の引きつれ」といった不安を煽るキーワードが目に入ります。こうした傷跡が残るという噂は単なる都市伝説ではなく、過去の治療機器や不適切な出力設定、体質による反応として実際に起きていた事象です。
従来の「Qスイッチレーザー」は熱エネルギーで色素を破壊するため、周囲の正常な皮膚組織にも熱ダメージが波及しやすく、結果として水ぶくれや火傷、肥厚性瘢痕(皮膚の盛り上がり)を引き起こす頻度が高くありました。しかし、現在主流となっているピコレーザーは、熱ではなく「光音響効果(衝撃波)」で色素を超微粒子レベルまで粉砕するため、皮膚への熱損傷が劇的に軽減されています。
それでもなお、タトゥー消した跡 ケロイドの発生リスクをゼロにすることはできません。特に胸元、肩、背中上部などは皮膚の張力が強く、もともとケロイド体質の人が強い刺激を受けると、赤く盛り上がった傷跡を形成することがあります。日本形成外科学会の知見でも示されている通り、体質と施術部位の解剖学的特性を考慮した出力調整とアフターケアが極めて重要となります。