近所に籾対応のコイン精米機が見当たらない場合、どのような選択肢があるのでしょうか。代表的な3つの代替手段の実態を検証します。
1つ目は「JA 籾摺り 持ち込み」です。地域の農協が運営するカントリーエレベーターやライスセンターでは、組合員だけでなく一般利用者の籾摺り・精米加工を受託している地域があります。乾燥済みの籾を30kg単位(紙袋)で持ち込むことで、大型の業務用プラントで綺麗に玄米または白米へ仕上げてもらえます。ただし、「繁忙期(9月〜11月)以外は稼働していない」「最低持ち込み数量が決められている」「事前予約が必須」といった制限があるため、管轄のJA営農経済窓口へ事前電話確認が必要です。
2つ目は「家庭用精米機 籾摺り機能」の活用です。Amazonや家電量販店で人気のツインバードや山本電気などの家庭用小型精米機は、ほぼ100%が「玄米専用」です。籾に対応した家庭用・小型籾摺り精米機(モノタロウや農機具通販で流通するオカケン製など)も存在しますが、本体価格が10万円〜20万円台と高額であり、年に数回しか使わない一般家庭にとっては初期投資の回収が困難です。
3つ目は「玄米 籾摺り やり方」としてネット上で紹介されるすり鉢と軟式野球ボールを使った手作業です。すり鉢に籾を入れ、軟式ボールで擦ることで籾殻を剥がす昔ながらの手法ですが、茶碗1杯分(約150g)を脱穀するだけでも30分以上の重労働となり、米粒が割れる原因にもなります。観賞用や食育体験ならともかく、日常の主食を賄う手段としては現実的ではありません。