日本のネット上などで長年語り継がれている有名なエピソードに、「韓国の有名大学には、将来のノーベル賞受賞者のために空の銅像台座が設置されている」という話があります。この噂の真相はどうなのでしょうか。
調査の結果、これは完全な都市伝説ではなく、実際に複数の大学に存在した事実です。韓国の理工系最高峰であるKAIST(韓国科学技術院)や浦項工科大学(POSTECH)のキャンパスには、アインシュタインやニュートンといった歴史的科学者の胸像が並ぶエリアの隣に、「未来の韓国人ノーベル賞受賞者のための台座」が設置されていました。
設置当初は「学生たちの向学心とフロンティア精神を刺激する象徴」というポジティブな意図で企画されたものでした。しかし、受賞が出ない年月が長引くにつれ、韓国内のメディア自身からも「結果を焦るノーベル賞病の象徴」「形から入る見栄っ張り文化の現れ」と批判を浴びる事態となり、皮肉なモニュメントとして知られるようになった経緯があります。