内閣府が公表している「消費動向調査」のデータによると、一般世帯における洗濯機の平均使用年数は約10.2年前後で推移しています。ただし、この数字は「完全に動かなくなって買い替えた年数」だけでなく、調子が悪くなりながらも使い続けた結果の平均値です。
税法上で定められている洗濯機の法定耐用年数は6年であり、主要メーカー(パナソニックや日立など)が製品本体のシールに記載している「設計上の標準使用期間」は7年(1日1.5回使用、年間約550回を想定)と設定されています。つまり、安全上トラブルなく本来の性能を発揮できる限界は7〜8年程度が実質的な目安となります。
本体タイプ別に見ると、構造の違いから耐用年数の傾向に差が生じます。
・ドラム式洗濯乾燥機の寿命目安:7年〜10年
乾燥機能やヒートポンプユニット、複雑な電子制御基板を搭載しているため、部品点数が多く内部にホコリや湿気が溜まりやすい特徴があります。高機能である反面、縦型に比べると定期的なメンテナンスを怠った際にセンサーや乾燥経路の不具合が起きやすい傾向にあります。
・縦型洗濯機の寿命目安:8年〜10年
構造が比較的シンプルで、モーターとパルセーター(回転羽根)による水流洗浄を基本としているため、物理的なタフさに優れています。乾燥機能を多用しない家庭であれば、モーターやベルトの経年劣化のみで10年近く稼働し続けるケースも珍しくありません。